第108回 看護師国家試験 午後 問30 解説
📝 問題
発達障害者支援法で発達障害と定義されているのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 発達障害者支援法で発達障害と定義されているのは学習障害である。
発達障害者支援法は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義している。 学習障害(LD)は、この定義に名前が挙げられている発達障害である。 なお現在は、広汎性発達障害を自閉スペクトラム症、注意欠陥多動性障害を注意欠如・多動症とよぶ。
他の3つは同法のいう発達障害ではない。記憶障害は認知症などでみられる症状、適応障害と摂食障害はいずれも精神疾患である。
- 1
学習障害正解
学習障害は発達障害者支援法に発達障害として明記されている。
- 2
記憶障害不正解
記憶障害は発達障害の定義に含まれず、認知症等でみられる症状である。
- 3
適応障害不正解
適応障害はストレス関連の精神疾患で、同法の発達障害ではない。
- 4
摂食障害不正解
摂食障害は精神疾患であり、発達障害者支援法の定義には含まれない。
📚 ここも一緒におさえておこう
発達障害は、障害名と特性を入れ替えて問われる。3つの名称と特性を対にして覚えよう。
| 障害 | 主な特性 |
|---|---|
| 自閉スペクトラム症〈ASD〉 | 社会的コミュニケーションの困難、こだわり・常同行動、感覚の過敏や鈍麻 |
| 注意欠如・多動症〈ADHD〉 | 不注意、多動性、衝動性 |
| 学習障害〈LD〉 | 全般的な知的発達に遅れはないが、読む・書く・計算するなど特定の能力の習得や使用が著しく困難 |
支援の拠点として都道府県・指定都市に発達障害者支援センターが置かれる。
参考: 発達障害者支援法
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について