第108回 看護師国家試験 午後 問18 解説
📝 問題
成人のグリセリン浣腸で肛門に挿入するチューブの深さはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 成人のグリセリン浣腸でチューブを挿入する深さは約5cmである。
成人へのグリセリン浣腸では、肛門からカテーテル(チューブ)を約5cm挿入する。 浅すぎると薬液が直腸に十分届かず、深すぎると(10cm以上)直腸壁(特に直腸前壁)を損傷して穿孔を招く危険がある。
挿入時は口呼吸を促し、ゆっくり挿入・注入する。
- 1
2 cm不正解
2cmでは挿入が浅すぎ、薬液が直腸に十分届かない。
- 2
5 cm正解
成人でのチューブの挿入の深さは約5cmである。
- 3
12 cm不正解
12cmは深すぎ、直腸壁を損傷・穿孔させる危険がある。
- 4
15 cm不正解
15cmは著しく深すぎ、穿孔の危険が高く不適切である。
📚 国試でよく狙われるところ
グリセリン浣腸は、数値・体位・禁忌を入れ替えて問われる。 手順の順に並べて覚えよう。
- 薬液は40〜41℃程度に温める(熱すぎると粘膜損傷、冷たいと血圧変動や不快感)
- 体位は左側臥位(S状結腸から下行結腸の走行に沿うため)
- チューブの挿入は約5cm、ゆっくり注入する
- 立位での実施は直腸穿孔の危険があるため禁忌
- 注入後は3〜5分程度がまんしてもらってから排便を促す
- 急激な排便による血圧低下・迷走神経反射、腹痛、出血に注意する
参考: 基礎看護技術テキスト
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について