第108回 看護師国家試験 午後 問10 解説
📝 問題
要介護者に対し、看護・医学的管理の下で必要な医療や日常生活上の世話を行うのはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 看護・医学的管理の下で医療や日常生活上の世話を行うのは介護老人保健施設である。
介護老人保健施設(老健)は、要介護者に対し看護・医学的管理の下で介護・機能訓練・医療、および日常生活上の世話を行う施設で、在宅復帰・在宅療養支援を目的とする。 医師が常勤し、看護職員やリハビリテーション専門職を配置する、医療と生活支援の中間にある施設である。
老健は「医学的管理+在宅復帰支援」と束ねて覚えよう。
他の3つは、医学的管理の下で要介護者を受け入れる施設ではない。短期入所生活介護(ショートステイ)は在宅で暮らす人を短期間預かるサービス、保健センターは健診や健康相談を行う地域保健の拠点、有料老人ホームは高齢者の住まいである。
- 1
介護老人保健施設正解
介護老人保健施設は、看護・医学的管理の下で医療と日常生活上の世話を行い、在宅復帰を支援する施設である。
- 2
短期入所生活介護不正解
短期入所生活介護は一時的な生活介護であり、医学的管理を主目的としない。
- 3
保健センター不正解
保健センターは地域保健サービスの拠点で、要介護者への入所ケアは行わない。
- 4
有料老人ホーム不正解
有料老人ホームは住まいであり、看護・医学的管理を必須とする施設ではない。
📚 関連知識
| 施設 | 目的・特徴 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) | 生活の場としての介護。長期入所 | 原則として要介護3以上 |
| 介護老人保健施設(老健) | 看護・医学的管理の下でのリハビリと在宅復帰支援 | 要介護1以上 |
| 介護医療院 | 長期の療養と生活の場を兼ねる(医療の必要度が高い人) | 要介護1以上 |
「特養=生活」「老健=在宅復帰」「介護医療院=長期療養」で押さえる。
参考: 介護保険法
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について