第108回 看護師国家試験 午前 問61 解説

一般小児看護学✔ 監修済み

📝 問題

新生児の養育者に対する看護師の指導で正しいのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ 脂漏性湿疹は石けんをよく泡立てて洗い、清潔を保つよう指導する。

新生児期に多い脂漏性湿疹は、皮脂の分泌が盛んな頭部・眉間・鼻の周りに、黄色いかさぶた状の付着物ができる。 洗い流さずにおくのではなく、石けんをよく泡立てて優しく洗い、清潔と保湿を保つのが基本のケアである。

他の3つは、いずれも現在は勧められていない。 臍帯は乾燥させて脱落を促すので、おむつで覆うと湿って感染のもとになる。 うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群〈SIDS〉の危険因子で、仰向け寝で寝かせる。 日光浴は紫外線を浴びる害から勧められなくなり、いまは外気浴を勧める。

外気浴とは

直射日光に当てずに、日陰や窓を開けた室内で外の空気に触れさせること。日光浴に代わって勧められている。

  • 1

    「脂漏性湿疹は石けんで洗いましょう」正解

    脂漏性湿疹は石けんを泡立てて洗浄し、清潔を保つよう指導する。

  • 2

    「臍帯はおむつで覆いましょう」不正解

    臍帯は乾燥させて脱落を促すのが原則で、おむつで覆うと湿潤・感染のもとになる。

  • 3

    「うつぶせ寝にしましょう」不正解

    うつぶせ寝はSIDSの危険因子であり、仰向け寝を指導する。

  • 4

    「日光浴をしましょう」不正解

    日光浴は紫外線曝露の観点から現在は推奨されず、外気浴が勧められる。

📚 国試でよく狙われるところ

乳幼児突然死症候群〈SIDS〉は、それまで元気だった乳児が睡眠中に突然死亡する原因不明の疾患である。 厚生労働省が挙げている発症率を下げるポイントは、そのままの形で問われる。

  • 1歳になるまでは仰向け寝で寝かせる(医学上うつぶせ寝が必要な場合を除く)
  • できるだけ母乳で育てる
  • 妊娠中・出産後とも保護者や周囲の人がたばこを吸わない
  • 顔が埋まる柔らかい寝具や、掛け物のかけすぎ・厚着を避ける

参考: 日本小児科学会「乳幼児突然死症候群〈SIDS〉に関する提言」/母子健康手帳・育児支援に関する指導指針

出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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