第108回 看護師国家試験 午前 問10 解説
📝 問題
平成28年(2016年)の国民健康・栄養調査の結果で、該当年代の男性における肥満者(BMI≧25.0)の割合が最も高い年代はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 平成28年(2016年)の国民健康・栄養調査で、男性の肥満者の割合が最も高いのは50〜59歳である。
男性の肥満者(BMI≧25.0)の割合は、働き盛りの中年層で高くなる。平成28年(2016年)の国民健康・栄養調査でも40〜60歳代が山になり、4つの年代のうち50〜59歳がいちばん高い。
残る3つは中年層ほど高くない。15〜19歳や30〜39歳はまだ低く、70歳以上は中年層に比べてやや下がる。
国民健康・栄養調査とは
厚生労働省が毎年行い、国民の身体の状況・栄養の摂取量・生活習慣を調べる調査。肥満や食塩摂取量などの数値のもとになる。
- 1
15〜19歳不正解
15〜19歳は若年層で、男性の肥満者割合は中年層より低い。
- 2
30〜39歳不正解
30〜39歳も肥満は増えるが、50〜59歳ほど高くはない。
- 3
50〜59歳正解
男性は中年層で肥満が多く、選択肢の中では50〜59歳が最も高い。
- 4
70歳以上不正解
70歳以上は中年層に比べ肥満者割合がやや低下する傾向にある。
📚 国試でよく狙われるところ
BMIは体重(kg)÷身長(m)の2乗で求め、25.0以上が肥満である。 国民健康・栄養調査は、この肥満者の割合を性別と年代の組合せで入れ替えて問われる。細かい数値を覚えるより、性別ごとにどの年代で山が来るかをつかんでおこう。 肥満度の区分やメタボリックシンドロームの腹囲基準も、あわせて問われる。
- メタボリックシンドロームの必須項目は腹囲=男性85cm以上・女性90cm以上。
- 腹囲に加えて脂質・血圧・血糖のうち2項目以上が該当すればメタボリックシンドローム、1項目なら予備群となる。
- 女性では若い世代のやせが課題で、20歳代女性のやせの割合の高さが指摘されている。
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重(やせ) |
| 18.5以上25未満 | 普通体重 |
| 25以上30未満 | 肥満(1度) |
| 30以上35未満 | 肥満(2度) |
| 35以上40未満 | 肥満(3度) |
| 40以上 | 肥満(4度) |
参考: 厚生労働省「国民健康・栄養調査」(平成28年)
出典:「第108回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について