第106回 看護師国家試験 午後 問8 解説
📝 問題
基礎代謝量が最も多い時期はどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 基礎代謝量が最も多いのは青年期である。
基礎代謝量は、目が覚めて安静にしているときに、生命を保つために使われる最小限のエネルギー量をいう。エネルギーの多くは骨格筋で消費されるので、筋肉量が最も多い時期に基礎代謝量も最大になる。 体格が完成して筋肉量がピークを迎える青年期が最も多い。
壮年期・向老期・老年期と進むにつれて筋肉量が減り、基礎代謝量は下がっていく。若いころと同じ量を食べていても体重が増えやすくなるのはこのためである。
- 1
青年期正解
青年期は骨格筋量が生涯で最も多く、基礎代謝量も最大になる。
- 2
壮年期不正解
壮年期は筋肉量が減り始める時期で、基礎代謝量は青年期より少ない。
- 3
向老期不正解
向老期はさらに筋肉量が減り、基礎代謝量の低下が進む。
- 4
老年期不正解
老年期は筋肉量の減少が進み、基礎代謝量は4つのなかで最も少ない。
📚 混同しやすいので注意
基礎代謝は「1日の総量」と「体重1kgあたりの値」で山の位置が違う。どちらを問われているかを見分けよう。
- 1日の総量で最も多いのは青年期。体重1kgあたりの基礎代謝基準値で最も高いのは1〜2歳である
- 同じ年代なら男性のほうが女性より基礎代謝量が多く、筋肉量の差が影響する
- 甲状腺機能亢進症や発熱では基礎代謝量が上がり、甲状腺機能低下症では下がる
参考: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2025年版)
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について