第106回 看護師国家試験 午後 問14 解説
📝 問題
無尿の定義となる1日の尿量はどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 無尿は1日の尿量が100mL未満の状態をいう。
尿量の異常は1日の量で呼び分ける。無尿は100mL未満、乏尿は400mL未満である。 無尿でも尿がまったく出ないわけではなく、腎臓で尿がほとんど作られない状態をいう。 尿は作られているのに通り道がふさがれて出せない尿閉は、無尿とは原因が違うので区別する。
700mLは基準として定められた値ではなく、成人の1日尿量(およそ1,000〜1,500mL)よりやや少ない程度である。
尿閉とは
腎臓で尿は作られているのに、通り道がふさがれるなどして膀胱から出せない状態。下腹部が張り、導尿が必要になる。
- 1
0mL不正解
0mLは尿がまったく作られない状態を指すが、無尿の基準は100mL未満である。
- 2
100mL未満正解
1日の尿量が100mL未満の状態を無尿という。
- 3
400mL未満不正解
400mL未満は乏尿の基準で、老廃物を尿として排泄しきれなくなる境目である。
- 4
700mL未満不正解
700mLは定められた基準ではなく、成人の1日尿量より少なめという程度の量である。
📚 国試でよく狙われるところ
尿量の異常は数値を入れ替えて問われる。無尿・乏尿・多尿の3つを、境目の数値とセットで覚えよう。
- 多尿は1日の尿量が2,500〜3,000mL以上とされ、糖尿病や尿崩症でみられる
- 乏尿や無尿が続くときは急性腎障害を疑い、体重・浮腫・血清カリウム値の変化に注意する
参考: 系統看護学講座 基礎看護学
出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について