第106回 看護師国家試験 午後 問10 解説

⭐ 必修基礎看護学✔ 監修済み

📝 問題

病床数300床以上の医療機関で活動する感染制御チームで適切なのはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 感染制御チームは、感染症に関するサーベイランスを行う。

感染制御チームは、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師などの多職種でつくり、病院全体を横断して活動する。病床数300床以上の医療機関では設置が求められている。 主な仕事は、院内の感染症の発生状況を継続して調べるサーベイランスと、その結果をもとにした対策の立案・院内ラウンド・職員教育である。

医師だけで構成されるのではなく多職種でつくり、病棟ごとではなく病院全体を担当する。集団発生(アウトブレイク)が起きてからつくるのではなく、平時から常設して発生を早く見つけるのが役割である。

サーベイランスとは

感染症の発生状況を継続的に調べて分析し、結果を対策に生かす仕組み。日本語では調査監視という。

  • 1

    医師で構成される。不正解

    感染制御チームは医師だけでなく、看護職員や薬剤師、臨床検査技師を加えた多職種でつくる。

  • 2

    各病棟に配置される。不正解

    感染制御チームは病棟ごとに置くのではなく、病院全体を横断して活動する組織である。

  • 3

    アウトブレイク時に結成される。不正解

    感染制御チームは平時から常設され、アウトブレイクを早く見つけて広がりを抑える役割を担う。

  • 4

    感染症に関するサーベイランスを行う。正解

    感染制御チームは院内の感染症の発生状況を継続して調べ、その結果を対策に生かす。

📚 ここも一緒におさえておこう

院内感染対策は「誰がするか」と「全員が守ること」を分けて問われる。チームの役割と標準予防策を区別して覚えよう。

  • 標準予防策は、すべての患者の血液・体液・分泌物・排泄物・傷のある皮膚・粘膜を感染性があるものとして扱う考え方
  • 感染経路別予防策は接触・飛沫・空気の3つ。標準予防策に上乗せして行う
  • サーベイランスの結果は現場に返し、手指衛生の実施率や耐性菌の検出状況の改善につなげる

参考: 厚生労働省「医療機関における院内感染対策について」

出典:「第106回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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