第105回 看護師国家試験 午後 問47 解説
📝 問題
日本の平成25年(2013年)の国民生活基礎調査において高齢者世帯の所得で、1世帯当たり平均所得金額の構成割合が最も高いのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 高齢者世帯の所得で構成割合が最も高いのは公的年金・恩給である。
高齢者世帯は働いて得る収入が少なくなるため、暮らしを支える中心は公的年金・恩給になる。 出題時点の平成25年(2013年)調査では、高齢者世帯の1世帯当たり平均所得金額のうち公的年金・恩給が68.5%、稼働所得が18.0%だった。 最新の2025年(令和7年)調査では公的年金・恩給が61.3%、稼働所得が25.9%で、働く高齢者が増えたぶん年金の割合は下がっている。それでも順位は変わらない。
稼働所得が2番目で、財産所得と、仕送り・企業年金・個人年金などはいずれも1割に届かない。
高齢者世帯とは
65歳以上の人だけで構成される世帯か、そこに18歳未満の人が加わった世帯。国民生活基礎調査での分け方。
- 1
稼働所得不正解
稼働所得は働いて得る収入で、高齢者世帯では2番目に大きい。定年後も働く人が増え、割合は年々上がっている。
- 2
財産所得不正解
財産所得は家賃・地代や利子・配当など、持っている資産から生まれる収入で、高齢者世帯では1割に満たない。
- 3
公的年金・恩給正解
老齢基礎年金や老齢厚生年金がここに入る。高齢者世帯の所得の6割以上を占め、これだけで暮らす世帯も多い。
- 4
仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得不正解
子どもからの仕送りや、公的年金に上乗せして受け取る企業年金・個人年金などが入る。公的年金・恩給とは別に数える。
📚 国試でよく狙われるところ
国民生活基礎調査は、どの世帯の何の数字かを入れ替えて問われる。数字だけを覚えず、世帯の種類とセットで頭に入れよう。
- 2025年(令和7年)調査の1世帯当たり平均所得金額は、全世帯575万円、高齢者世帯336万円、児童のいる世帯857万円。
- 公的年金・恩給を受けている高齢者世帯のうち、それだけで暮らしている(総所得に占める割合が100%の)世帯は約4割を占める。
- 生活意識を「苦しい」と答える世帯は、母子世帯でとくに多い。
参考: 厚生労働省「国民生活基礎調査」(平成25年・令和7年)
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について