第105回 看護師国家試験 午後 問28 解説
📝 問題
胃酸の分泌を抑制するのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 胃酸の分泌を抑えるのはセクレチンである。
胃酸の分泌を促すのはアセチルコリン・ガストリン・ヒスタミンの3つである。胃の壁細胞にはこの3つそれぞれの受け皿があり、どれが働いても酸が出る。
セクレチンは逆に働く。酸性の胃内容物が十二指腸に届くと、十二指腸の粘膜から出て、胃酸とガストリンの分泌を抑える。 同時に膵臓から重炭酸イオンの多い膵液を出させ、流れ込んだ酸を中和する。十二指腸を酸から守るホルモンだと押さえておく。
- 1
アセチルコリン不正解
アセチルコリンは迷走神経から出る伝達物質で、胃酸の分泌を促す。
- 2
ガストリン不正解
ガストリンは食べ物が胃に入ると出るホルモンで、胃酸の分泌を促す。
- 3
セクレチン正解
十二指腸から出て、胃酸とガストリンの分泌を抑える。
- 4
ヒスタミン不正解
ヒスタミンは胃の細胞から出て壁細胞を刺激し、胃酸の分泌を促す。
📚 ここも一緒におさえておこう
消化管ホルモンは、出る場所とはたらきを入れ替えて問われる。「どこから出て、何を出させるか」を対にして覚えよう。 ガストリンは胃の幽門前庭部から出て、胃酸とペプシノゲンの分泌を促す。 コレシストキニンは十二指腸から出て、胆囊を縮ませて胆汁を出させ、消化酵素の多い膵液も出させる。
参考: 系統看護学講座 解剖生理学
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について