第105回 看護師国家試験 午前 問9 解説
📝 問題
保健所の設置主体で正しいのはどれか。
✅ 正解
2
💡 解説
✅ 保健所は都道府県のほか、指定都市・中核市・特別区などが設置する。
保健所は地域保健法にもとづき、都道府県・指定都市・中核市・その他の政令で定める市・特別区が設置する。国が直接置くものではなく、社会福祉法人や独立行政法人が設置することもない。
担うのは、感染症対策・精神保健・難病・食品衛生・医事薬事・統計といった、専門的で広い地域を対象にした仕事である。 住民に身近な健康相談・乳幼児健診・保健指導を行うのは市町村保健センターで、こちらは市町村が設置する。
中核市とは
人口20万人以上で、都道府県の事務の一部を任された市。保健所を自前で設置する。
- 1
国不正解
国は地域保健の方針や基準を定める立場で、保健所そのものは設置しない。
- 2
都道府県正解
地域保健法が定める設置主体である。指定都市・中核市・特別区なども自前の保健所をもつ。
- 3
社会福祉法人不正解
社会福祉施設を運営する民間の法人で、行政機関である保健所を設置する立場にない。
- 4
独立行政法人不正解
国の事務のうち一定の事業を担うために設けられた法人で、保健所の設置主体には含まれない。
📚 混同しやすいので注意
保健所と市町村保健センターは、設置主体・所長・仕事の中身を入れ替えて問われる。広域・専門の保健所か、身近な相談の場かで見分けよう。
| 項目 | 保健所 | 市町村保健センター |
|---|---|---|
| 設置主体 | 都道府県・指定都市・中核市・特別区など | 市町村 |
| 所長 | 原則として医師 | 定めなし |
| 主な仕事 | 感染症・精神保健・難病・食品衛生・医事薬事・統計 | 健康相談・保健指導・健康診査・予防接種・母子保健 |
参考: 地域保健法
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について