第105回 看護師国家試験 午前 問64 解説

一般看護の統合と実践✔ 監修済み

📝 問題

医療安全と関連する方法の組合せで誤っているのはどれか。

✅ 正解

1

💡 解説

✅ プライマリナーシングは1人の看護師が患者を継続して受け持つ看護提供方式で、院内感染対策の方法ではない。

プライマリナーシングは、1人の看護師が受け持ちの患者を入院から退院まで担当する看護提供方式である。ケアの責任の所在をはっきりさせる仕組みで、感染を防ぐための方法ではない。 院内感染対策の柱は、標準予防策と感染経路別予防策、手指衛生、感染対策チームによる監視である。

残りの3つは医療安全の方法として結びつく。 インシデントレポートは事故に至らなかった出来事を集めて再発を防ぎ、クリニカルパスは標準的な経過を1枚の表にまとめて医療の質のばらつきを減らす。タイムアウトは、患者や部位を取り違えたまま手術が始まらないようにするための最終確認である。

  • 1

    院内感染対策 ── プライマリナーシング正解

    プライマリナーシングは1人の看護師が入院から退院まで受け持つ看護提供方式で、院内感染対策の方法とは結びつかない。

  • 2

    事故防止対策 ── インシデントレポート不正解

    インシデントレポートは、事故に至らなかった出来事を報告して共有し、同じことが繰り返されるのを防ぐ。

  • 3

    医療の質の保証 ── クリニカルパス不正解

    クリニカルパスは、標準的な経過と治療・看護の予定をまとめた表で、医療の質のばらつきを減らす。

  • 4

    手術時の安全対策 ── タイムアウト不正解

    タイムアウトは、執刀の直前に全員で手を止め、患者・部位・術式を声に出して確認する手順である。

📚 ここも一緒におさえておこう

看護提供方式は、名前と「誰が何を受け持つか」を入れ替えて問われる。受け持つ単位で見分けよう。

主な看護提供方式
方式受け持ち方
機能別看護方式検温・与薬など業務ごとに担当を分ける
チームナーシング看護師がチームを組み、チームで患者を受け持つ
プライマリナーシング1人の看護師が入院から退院まで同じ患者を受け持つ
モジュール型継続受け持ち方式病棟をいくつかの区域に分け、小グループで継続して受け持つ

参考: 厚生労働省「医療安全対策の推進」/標準的な看護管理学(看護提供方式)

出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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