第105回 看護師国家試験 午前 問15 解説
📝 問題
糖尿病の血糖コントロールの指標となる検査値はどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 糖尿病の血糖コントロールの指標になるのはグリコヘモグロビンである。
グリコヘモグロビン(HbA1c)は、赤血球のヘモグロビンにブドウ糖が結びついたものをいう。赤血球の寿命が約120日あるため、過去1〜2か月の平均的な血糖の高さを映す。 その日の食事や採血の時間に左右されないので、治療がうまくいっているかをみる指標として使われる。
合併症を防ぐための目標は7.0%未満とされている。
- 1
総ビリルビン不正解
赤血球が壊れてできる色素で、肝臓や胆道の働きをみる検査値である。
- 2
総コレステロール不正解
血液中の脂質の量を示す検査値で、脂質異常症の評価に使う。
- 3
グリコヘモグロビン正解
過去1〜2か月の平均的な血糖を映す値で、血糖コントロールの指標として使われる。
- 4
クレアチニンクリアランス不正解
腎臓が老廃物をどれだけ濾過できているかをみる検査で、腎機能の指標である。
📚 ここも一緒におさえておこう
糖尿病の検査値は「いつの血糖を映すか」が違い、診断の基準値もまとめて問われる。期間と数値をセットで覚えよう。
- 空腹時血糖は採血した時点の血糖を表し、126mg/dL以上で糖尿病型と判定する。
- グリコアルブミンは過去約2週間の平均血糖を映し、貧血などでHbA1cが当てにならないときに使う。
- 診断は、血糖値とHbA1c(6.5%以上)が同じ日にそろって基準を超えれば1回で確定する。
参考: 日本糖尿病学会「糖尿病治療ガイド」
出典:「第105回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について