第103回 看護師国家試験 午後 問5 解説

⭐ 必修人体の構造と機能✔ 監修済み

📝 問題

思春期に分泌が増加するホルモンはどれか。

✅ 正解

4

💡 解説

✅ 思春期に分泌が増加するのはアンドロゲンである。

思春期には、脳の視床下部から出る指令が強まり、下垂体を通して性腺が働き始める。 そこでふえるのがアンドロゲン(男性ホルモン)とエストロゲン(女性ホルモン)で、体つきが大人へ変わる第二次性徴が現れる。

アンドロゲンは男子では精巣から大量に出て、声変わり・骨格の発達・体毛の増加を起こす。 女子でも副腎と卵巣から分泌が増え、陰毛や腋毛の発生にかかわる。男女どちらでも増えるホルモンである。

  • 1

    グルカゴン不正解

    グルカゴンは膵臓のα細胞から出て血糖を上げるホルモンである。分泌は血糖が下がったときに増え、年齢とは関係しない。

  • 2

    オキシトシン不正解

    オキシトシンは下垂体後葉から出て、分娩時の子宮収縮と授乳時の射乳を起こす。増えるのは出産・授乳の時期である。

  • 3

    カルシトニン不正解

    カルシトニンは甲状腺の傍濾胞細胞から出て、血液中のカルシウムを下げる。分泌は血中カルシウム濃度で決まる。

  • 4

    アンドロゲン正解

    精巣・卵巣・副腎から出る男性ホルモンの総称で、思春期に増えて第二次性徴を起こす。

📚 ここも一緒におさえておこう

思春期は、第二次性徴が現れる順番が問われる。女子と男子で始まりのサインが違う点をセットで覚えよう。

  • 女子は乳房の発育から始まり、陰毛の発生、初経へと進む
  • 男子は精巣の発育から始まり、陰毛の発生、変声、精通へと進む
  • 身長が急に伸びる発育急進期は、女子のほうが男子より2年ほど早い

参考: 系統看護学講座「人体の構造と機能」

出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について

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