第103回 看護師国家試験 午後 問1 解説
📝 問題
日本の平成23年(2011年)における主要死因別にみた死亡率が最も高いのはどれか。
✅ 正解
3
💡 解説
✅ 日本の主要死因で死亡率が最も高いのは悪性新生物である。
悪性新生物は昭和56年(1981年)から現在まで一貫して死因の第1位で、平成23年(2011年)も変わらない。 高齢化を背景に、癌で亡くなる人の数も死亡率(人口10万対)も長期的には増え続けてきた。
順位が入れ替わるのは第2位以下である。 出題時点の平成23年は第2位が心疾患、第3位が肺炎で、この年に肺炎が脳血管疾患を抜いた。 現在(令和7年・2025年の概数)は第2位が心疾患、第3位が老衰である。
- 1
肺炎不正解
肺炎は平成23年に脳血管疾患を抜いて第3位になった死因である。悪性新生物・心疾患には及ばない。
- 2
心疾患不正解
心疾患は長く第2位を保っている死因で、悪性新生物に次いで多い。
- 3
悪性新生物正解
昭和56年から死因の第1位を続けており、平成23年も死亡率が最も高い。
- 4
脳血管疾患不正解
脳血管疾患はかつて死因の第1位だったが、その後は順位を下げ、平成23年には第4位になっている。
📚 国試でよく狙われるところ
死因は、全体の順位だけでなくがんの部位別の順位まで問われる。男女で第1位が違う点を対にして覚えよう。 がんの死亡数がいちばん多い部位は男性が肺・女性が大腸で、男女を合わせると肺が最も多い。 がんの罹患数でいちばん多いのは男性が前立腺、女性が乳房で、死亡数とは順位が違う。
参考: 厚生労働省「令和7年(2025)人口動態統計月報年計(概数)の概況」/厚生労働省「平成23年人口動態統計」
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について