第103回 看護師国家試験 午前 問7 解説
📝 問題
閉経前と比べ閉経後に低下するホルモンはどれか。
✅ 正解
1
💡 解説
✅ 閉経後に低下するのは卵胞ホルモンである。
閉経は卵巣の働きが終わることをいう。卵巣から出ていた卵胞ホルモン(エストロゲン)は、閉経後に大きく減る。
一方、卵巣を働かせようとして下垂体から出る黄体形成ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)は、閉経後にかえって高くなる。 下がるのは卵巣から出るホルモン、上がるのは下垂体から出るホルモン、と出どころで分けて覚えるとよい。
- 1
卵胞ホルモン正解
卵胞ホルモン(エストロゲン)は卵巣から出るホルモンで、閉経とともに大きく減る。
- 2
黄体形成ホルモン〈LH〉不正解
黄体形成ホルモン(LH)は下垂体から出て排卵を起こすホルモンで、閉経後は卵巣が反応しなくなるためかえって高くなる。
- 3
卵胞刺激ホルモン〈FSH〉不正解
卵胞刺激ホルモン(FSH)は下垂体から出て卵胞を育てるホルモンで、閉経の判定に使われるほど高くなる。
- 4
副腎皮質刺激ホルモン〈ACTH〉不正解
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は下垂体から出て副腎皮質を働かせるホルモンで、ストレスに応じて増減する。
📚 ここも一緒におさえておこう
更年期は閉経の前後5年ずつ、あわせて10年間をいう。卵胞ホルモンが減ると体のどこに何が起こるのかを、部位ごとに結びつけて覚えよう。
- のぼせ・ほてり・発汗(ホットフラッシュ)や動悸など、自律神経の症状が出る。
- 骨からカルシウムが抜けやすくなり、骨粗鬆症が起こりやすくなる。
- 血液中の脂質が増え、脂質異常症や動脈硬化が進みやすくなる。
参考: 人体の構造と機能(内分泌系)
出典:「第103回看護師国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成 → 出典について